去る5月16日に行われました『新潟県障害者スポーツ大会フライングディスク』において、当施設職員の水口了圭さんが、初出場ながら激戦を勝ち抜き、見事全国大会の出場権を獲得しました。
水口さんは、一昨年12月にリハビリ利用者として当施設とのご縁が生まれました。
利用当時は、歩行障害により人生における目標を失いかけた時期でもありましたが、不屈の精神で厳しいリハビリに立ち向かい、機能の回復を勝ち取りました。
その後は、『自分も人の役に立つ仕事がしたい』との思いから、当施設に障害者雇用で入職をされ、現在は支援員として多忙な日々を送っています。
業務とスポーツ活動の両立が難しい中で迎えた本番では、強豪ひしめき、1投のミスも許されない強烈なプレッシャーの中にあっても冷静にまとめ、上位に食い込むことができました。
ちょうど一年前は、杖歩行がようやくできるレベルにあり、スポーツ活動など考えられなかったことを思えば、感慨ひとしおの思いだったことでしょう。
10月に福井県において全国大会が開催されます。
それに向け、7月の新潟県の強化合宿を境に、日々の練習や調整も徐々に『本番モード』になってきます。
過去を振り返れば、障害により、辛く厳しい時期、また悔しい思いをしたこともあったでしょうが、今は一人の『アスリート』として、自らの未来を切り開くために立ち向かってほしいと思います。