平成30年8月22日(水)、長岡市消防署越路出張所の隊員の方をお招きし、心肺蘇生法とAEDの使用方法に関する講習会を開催しました。
参加者が二人一組になり、蘇生法教育モデル(人形)を用いて心肺蘇生とAEDの使用を実践形式で行いました。
119番に通報する人、AEDを持ってくる人等、役割分担することで実際の救急の現場での基本的な動きを学ぶことができました。また、骨折した場合を想定したダンボールとタオルを使った応急処置の方法も教えていただきました。
質疑応答ではいくつもの大変役に立つ知識を得ることができました。
・嘔吐や口腔からの出血があった場合、感染の危険性があるためあえて人工呼吸は行わず、胸骨圧迫のみで良い。(感染を防止できるシートもあるそうです。)
・腰が曲がった人等、床に安定した状態で横になれない場合は壁を背にして胸骨圧迫を行う。
・AEDを使用する場合、脱がしにくい衣類はプライバシーに配慮しつつも、ハサミで切ってしまったほうが、時間をロスしなくて済む。
・ネックレス等の金属はAEDの電流を逃がしてしまうことがあるため、身体からはずす、横にずらすといった対応が必要である。
居合わせた人がAEDを使用する等救命処置を行った場合、命が助かる可能性が約50%、救急車が来るまで何もしなかった場合では25%とほぼ倍近くの違いがあるそうです。万が一という時、今回の講習会での経験が役立つことがあればと思います。